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事例報告:コロナ禍で影響を受ける低所得者

2020/7/1

事例報告:コロナ禍で影響を受ける低所得者

~5月9日労福会・道民医連主催の「路上生活者・生活困窮者炊き出し」に参加しました。~

Aさん50代男性は、コロナ禍でますます生活が苦しくなった一人です。Aさんは、建築関係の仕事を辞めてから無職の状態が続き数年間路上で生活しています。
緊急事態が宣言され飲食店やパチンコ店も休業し、無料でお茶を飲むスペースもなく、食料調達も難しくなり生活が追い詰められてきました。


そこに10万円給付金の話題がでてきて、住所不定のAさんは、住所を定めて給付金+生活保護を受給したい意向を表出されました。電話もないAさんとは、翌週に中央区役所前で待ち合わせて生保の申請を行いました。
生保の申請窓口は3密に配慮され、時間も短く、アクリル板など環境も整備されています。様々な事情からAさんは、10万円の給付を受けとった後、生保申請を取り下げています。


Aさんばかりでなく、当院の無低利用者にもコロナ禍で生活が苦しくなった方もいます。

10万円の給付を受けとっても、「半分は国保料にまわす」「これで薬代を払おうかな」など決して生活が豊かになった感じはしません。そもそも国保料が高い問題など

根本にある社会保険・社会保障が良くならないとすべての人々が健康で文化的な生活を営むことはできないでしょう。


今年4月、全国の生活保護申請件数は2万件を超え前年同月に比べ4273件、率にして24.8%増加しました。
コロナ禍により今後も生活が脅かされる人は増えていくことが予想されます。

コロナに対する社会保障

コロナに対する社会保障

  • 個人事業等

減収幅に応じて

  • 国民年金保険料
  • 国民健康保険料
  • 介護保険料

減額・減免


  • 企業会社員等

1ヶ月以上減収で

  • 厚生年金保険料
  • 健康保険料

猶予

~傷病手当に関して~

国民健康保険等にて傷病手当金の支給があります。


  • 対象者

新型コロナウィルスに感染したり、感染が疑われたりして無給や減給になった場合に、国民健康保険、後期高齢者医療の傷病手当金を受け取れる場合があります。


気になる患者様がおりましたら、医療福祉課までご連絡ください。
コロナの影響により、職員の皆様には多大なる御配慮賜りましたこと深く感謝申し上げます。
これからも医療福祉課スタッフ一同、誠心誠意取り組んで参ります。