診療科・部門救急センター
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センター紹介
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特別なお知らせ枠
消化器内科
消化器内科
診療科・部門
救急センター
センター長紹介 1220
センター長紹介 1220
センター長
田口 大Taguchi Dai
専門:救急診療、外傷診療
2000年 北大医卒
副センター長
河野 龍平Kono Ryuhei
専門:救急診療、脳卒中治療
2002年 旭川医大卒
センター長紹介
センター長紹介
センター長
田口 大Taguchi Dai
専門:救急診療、外傷診療
2000年 北大医卒
副センター長
河野 龍平Kono Ryuhei
専門:救急診療、脳卒中治療
2002年 旭川医大卒
センター長紹介
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副センター長
林 浩三Hayashi Kozo
専門:救急診療、胸部外科
1997年 滋賀医大卒
副センター長
石田 浩之Ishida Hiroyuki
専門:救急診療
1998年 旭川医大卒
センター長ごあいさつ
当センターは2003年5月開設の救急診療部を前身とし、2013年5月新病院移転を契機に、当院方針3本柱のひとつと位置付けられ、スタッフや設備を拡充してきました。
同時に、高次救急医療施設や近隣医療施設との連携強化を行い、当センターへ救急車搬送となった方や徒歩受診された方へ、質の高い救急医療を提供できるよう努力を重ねてきました。
高齢化社会を反映し、当センターへの救急搬入傷病者は80歳代が最も多く(図1)、救命救急センターが全国各地に設置され始めた第2次交通戦争の頃(1980年から2000年頃)とは、大きく異なっています。
高齢者への急変時心肺蘇生術の判断は、認知症による自己意志決定困難や高齢者入居施設の事情、そして消防法などが複雑に絡みあい、とても難しい問題です。
このような厳しい現状において、各科に円滑に相談が出来る環境が整っている当センターは、過不足のない救急医療を提供し、高齢傷病者の複雑な事案に対応可能な総合力を備えている、と自負しております。
当センターは、札幌市北東部における急性期医療を担う病院として、地域の多くの病院やクリニック、訪問診療や介護担当者に協力し、更には、黒松内・小樽・当別・江別・夕張・南幌・北広島・千歳などの札幌近郊からも救急搬送を受けてきました。その結果、救急搬送数(図2)は北海道No.2となり、近郊市町村も含めた札幌救急医療圏の砦として貢献しています。
患者家族に入院案内を説明する
当センター事務員
スタッフ数も増え、特に救急センター内に24時間事務員が配置されたことは、当センターの特徴です。
救急センター事務員の常駐により、駆けつけて来られたご家族の案内や、荷物搬送・帰宅手段の相談・診断書発行・会計案内などきめの細かい対応が可能となりました。
高齢化が進み、地域包括ケアが必要とされる時代、他施設との連携・共同だけでなく、院内での連携・共同も大切で、事務員の活躍が救急搬送もしくは緊急受診となった方の不安軽減につながれば幸いです。
私は「救急医療は電気や水道と同じく、ライフラインである」と考えています。
スイッチを入れれば灯りがつき、蛇口をひねれば水が流れ出すように、体調が悪い際には、すぐ相談に乗ることができ、救急車搬入でも安心して診療が受けられるような救急センターを目指して、今後とも努力を続けて参ります。
センターの特徴
センターの特徴
救急センター基本方針
- 当院は札幌市北東部の地域中核病院として、患者さんの要求に応える急性期医療を提供します。
- 災害時には、病院をあげて地域と住民を守る医療機関となります。
- 呼吸器、心臓血管、消化器、糖尿病内分泌・腎臓病、運動器・リウマチ、血液病、乳腺の各センターと連携し、適切でより高い技術の急性期医療を提供します。
- 24時間、365日救急搬送を受入れます。
- 札幌市の呼吸器、循環器および消化器二次当番、けが災害当番病院を担当します。
- ACSネットワークの一員として地域の虚血性心疾患の治療成績向上に寄与します。
- 救急診療においても無差別平等の医療を実践し、医療格差のない良質で安全な医療をめざします。
- 臨床研修病院として民主的な集団医療に基づく救急研修を通じて、人間の権利と尊厳を尊重する医療人を育成します。
- 救急医療分野における学術・研究活動を行い、自らの医療内容を検証し改善することをめざします。
診療科のご案内 |
救急センター基本方針
01 | 当院は札幌市北東部の地域中核病院として、患者さんの要求に応える急性期医療を提供します。 |
02 | 災害時には、病院をあげて地域と住民を守る医療機関となります。 |
Policy 03 | 呼吸器、心臓血管、消化器、糖尿病内分泌・腎臓病、運動器・リウマチ、血液病、乳腺の各センターと連携し、適切でより高い技術の急性期医療を提供します。 |
Policy 04 | 24時間、365日救急搬送を受入れます。 |
Policy 05 | 札幌市の呼吸器、循環器および消化器二次当番、けが災害当番病院を担当します。 |
Policy 06 | ACSネットワークの一員として地域の虚血性心疾患の治療成績向上に寄与します。 |
Policy 07 | 救急診療においても無差別平等の医療を実践し、医療格差のない良質で安全な医療を目指します。 |
Policy 08 | 臨床研修病院として民主的な集団医療に基づく救急研修を通じて、人間の権利と尊厳を尊重する医療人を育成します。 |
Policy 09 | 救急医療分野における学術・研究活動を行い、自らの医療内容を検証し改善することを目指します。 |
救急センターの紹介
救急センターの紹介
救急センターの紹介
動線を最短に
関係部署が救急センターを中心に配置されており動線がスムーズになっています。
重症傷病者の治療において最も危険なのが「移動」と言われていますが、様々な工夫で移動時間を従来より短縮させ、傷病者とご家族のストレスを軽減し安心して救急診療を受けることにつなげています。
動線を最短に
関係部署が救急センターを中心に配置されており動線がスムーズになっています。
重症傷病者の治療において最も危険なのが「移動」と言われていますが、様々な工夫で移動時間を従来より短縮させ、傷病者とご家族のストレスを軽減し安心して救急診療を受けることにつなげています。
対応困難な複雑事案にも応需します
自殺未遂やアルコール関連トラブル、薬物乱用、検視対応、老々介護の破綻、外国人傷病者、無保険、帰宅困難、暴言暴力といった事案は、労力を要するため救急診療に不慣れな施設では敬遠されがちです。
当院では救急科が中心となり各部署と連携しながら的確な対応を行う「標準化」がされているため、現場で大きなトラブルとなることは稀です。
(参照:違法ドラッグ対応アルゴリズム)
当然のことながら、全ての症例を当センターで完結することは不可能です。
手稲区や清田区、南区などの遠方区からの多施設不応需事案は、当センターにてまず応需し初療を施した後に、地元の希望する病院へ紹介・転院調整を行い、場合によっては、より高次医療機関へ転院搬送を行ないます。
こういった対応は、救急車内での現場滞在時間の短縮化に貢献し、より質の高い救急医療の実践に役立っているものと考えます。
災害時に強い病院をめざし
毎年札幌市消防局東消防署と合同で災害訓練を実施しています。
訓練は、赤・黄・緑・黒の各トリアージポストの設営、備品管理、実際のトリアージ、消防との連携といったより実践的なもので「非常に質の高い災害トリアージ訓練」と評判です。当院ホームページよりYouTube動画でご覧になれます(14分49分)。
災害時に強い病院を目指し
緊急度の高さを見極めいち早く診察するための院内トリアージ
緊急度の高さを見極めいち早く診察するための院内トリアージ
緊急度の高さを見極めいち早く診察するための院内トリアージ
年間約5000人が徒歩受診する救急外来は、以前は非常に混沌としていましたが、より重症で早期に治療を要する方から優先して診察を行うシステム(院内トリアージ)を2016年4月から導入しています。
専任看護師(トリアージナース)が症状別トリアージ表に基づいて診察順番を決定します。
院内トリアージの導入によって、重症な方と軽症な方の区別が可能となり診療の質が向上しました。
当センターの救急外来を徒歩受診された方で、自分より後に受付した方が先に診察されることにご不満をお持ちになるかもしれません。
しかし救急外来は、その特殊な性質上、皆さまのご理解とご協力がなければ成り立ちません。
ご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
『断らない救急』を目指して
『断らない救急』を目指して
『断らない救急』をめざして
日本の救急医療は、一次、二次、三次救急に分けられますが、歴史的に三次救急として最重症の患者診療を担う救命救急センターを中心に発展してきました。
しかし、救急車搬送傷病者の50.6%は軽症者です(札幌市消防局ホームページより)。
中等症44.8%を合計すると、救急車搬送傷病者の95%は一次救急施設(夜間急病センターなど)や当院のような二次救急病院の力量にかかってきます。
特に、高齢者や経済的社会的困難を抱える方の『最後の砦』として、無差別平等で良質かつ安全な医療を実践してきた当院は、引続き『断らない救急』をめざしていく所存です。
センターの実績
センターの実績
救急車搬入傷病者数は、国内二次救急病院の平均年間受入数(3000件)を上回り、2021年度は6,829件でした。
伏古インター近傍である立地を生かし、札幌近隣医療圏からも受け入れています。
受入疾患は多種多様です(図1)。
受入後約半数が臨時入院となり、緊急処置・手術を要する症例も多く、ICU入院割合は3%です(図2)。
当院救急受入には他に3つの特徴があります。
- 慢性疾患や複雑な社会背景を多く抱えた高齢者の急性期医療のニーズに対応した総合診療能力に重点を置いています。これは、2035年に3割が65歳以上となる日本の人口統計を加味した対策であり、初療段階で退院後の生活支援・介護福祉のニーズの評価を行い、ソーシャルワーカーや連携課、精神科、リハビリテーション科と協働して、早期介入に取り組んでいます。
- 北米型ERの機能(初療対応、患者振り分け)を活かし、当院で最終的な治療が対応できない疾患も初療対応受入をしています。病状に応じて適切な三次救急病院や専門機能病院へ搬送が約2割と高く、受入後即時搬送割合は6.2%(2021年度)でした。時間外に救急搬送される、全身管理が必要な症例や複数疾患が疑われる症例は、当院が得意とする分野であり、当院救急搬送数の68%は時間外搬入です。
- 救急科領域の特有疾患(中毒、環境障害:低体温・熱中症・高圧障害など、凍傷や熱傷、化学熱傷)受入が多く、対応可能な病態は多岐に及びます。特に、中毒診療受入数は道内最多で、救急科特有疾患管理を要する入院は2割を占めています。
お知らせ
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現在お知らせはありません。
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最終更新日:2022年6月