救急科2年目研修医

Bシフト勤務の日の過ごし方

2022/6/24

救急科研修医の中野佑香です。

救急の現場では学びの多い日々を過ごさせていただいております。

生活リズムの狂いやすいBシフト勤務(15:00〜23:00)の日の過ごし方について書かせていただきたいと思います。


突然ですが、私は山口県の田舎で生まれ、ヤギやニワトリなどたくさんの動物や自然に囲まれて育ちました。

そんな私にとって札幌の街中は人が多く、自然が恋しく感じることがあります。

そんな時のお気に入りの過ごし方は、行ったことのないパン屋さんで簡単な昼食を買い、自然を感じられる大きめの公園で日向ぼっこをしながらお昼ご飯を食べることです。

ありがたいことに北海道には梅雨がなく、(最近は雨期があるという話もありますが・・・。)比較的天気の良い日が多いと感じます。

この時期は気候もよく、外にいても汗をかかないので、改めて北海道を好きになりました。

緑に囲まれたベンチに座わり、風や鳥の声を聞きながら、ゆっくりと時間を過ごすようにしています。

故郷にはないシラカバの木の美しい幹と葉のコントラストや太陽の光を浴びてキラキラ輝く木々の葉を見て、私達も地球の生き物であり、自然の一部なのだと思い知らされます。

平日のお昼間にこんな素敵な場所でゆっくりできる日はとても幸せです。

食事の後は本を読んだり絵手紙を描いたりして過ごします。

小学生の頃、絵を描くことが好きで、毎日1枚絵手紙を描く習慣を5年間続けた時期もあり、今でも心が震える風景や食べ物に出逢うと絵手紙に残しています。

絵を習ったことはないので素人の趣味の範囲ですが、点数を付けられず、誰とも比べられずに見たものや感じたものを自由に表現するのは自分の日々のストレス解消となっています。

ちなみにこの日は北海道で初めて出会った美しいライラックの花をスケッチしました。


勤医協の救急は多種多様な患者様や疾患を経験でき、目まぐるしく時間が過ぎていきます。

救急科の先生方はレベルに合わせて丁寧に指導して下さり、毎日が学びの連続です。

さらに、定期的に勉強会や抄読会が行われ、幅広い分野の知識を再確認し、勉強のきっかけを与えてもらっています。

そんな充実した研修の中で、ふと自分を取り戻す時間を持つことで、また新たな気持ちで仕事に臨むことができています。

メリハリのある日々を楽しみながら、残りの救急ローテーションを過ごしていきたいです。