救急科1年目研修医

エコーと友達になりたい

2019/1/25

初めまして。1年目の原田です。
1か月の救急研修を終えて、自分で手を動かしてできる検査の中で最も頻用したのは、動脈ガスそしてエコーでした。今回は印象強く残った症例とエコーについて書きます。

気胸疑いの患者さん。肺は空気で満たされ、エコーとは一見相性が悪そうですが、指導医はエコーを準備するように言いました。エコーを当ててみると、なにやら動いている白線が!そう、lung sliding signを確かめるためでした。

先輩が対応していた息が苦しいという患者さん。先輩は肺にエコーを当てます。肋骨なんて関係ない。堂々と当てたエコーには、Bラインが実に綺麗に映っていました。Bラインってこんなに綺麗に見えるものなのかと感銘を受けました。

腹痛でやってきた患者さん。モリソン窩には腹水が見えましたが、逆側の脾臓の描出に苦労しました。振り返りのときに指導医にそう伝えると、では一緒にやってみようと。肋骨なんて関係ない。手早く探すコツを伝授していただきました。

つい先日、当院のERのエコーが新しくなりました!
新品がやってきたのは奇しくも救急研修の最終日15時。
17時でシフトが終わるので、その前に使いたいなぁと思いつつも、使う機会なく終わってしまいました。
次に救急を回る時には、漆黒のエコー君と友達になれるように、使いまくりたいと思います!