2020/6/11
芦別平和診療所と「あさがお」
芦別平和診療所と「あさがお」
勤医協芦別平和診療所は、1954年7月に開設し、来月で66年目を迎えます。
芦別平和診療所は「いのちの平等」を貫いて、旧産炭地で働いた労働者の健康を守る活動や、労災医療、慢性疾患管理活動や在宅診療にも力を入れてきています。
当診療所の舛田先生は、「『じん肺』は炭鉱労働者が炭鉱労働で傷つき命を奪われていく『負の炭鉱遺産』と思っていたが、じん肺患者さんと長い間お付き合いすると、『炭鉱で働いた誇り』と『生き抜く力』がとても強いことに気づきました」と話します。
旧産炭地の医療機関の責務として、じん肺患者を支えるすべての職員が、この『誇り』『生き抜く力』を患者さんと一緒に確認し、診療・看護・介護に生かし、「炭鉱で働いた誇り」を長く後世に残そうと、この本を編集しました。
芦別平和診療所の看護師長さんが、今年度のキーワードを述べました。
「診療所の前にはきれいな『あさがお』が咲いています。あさがおの花言葉は愛情だけど、こんな意味もあるの」
それは『結束』
同じ志の仲間が団結すること
心が熱く、素敵な職員がいっぱいの芦別平和診療所でした。