甲状腺・内分泌・腎・副腎外科

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甲状腺・内分泌・腎・副腎外科の紹介

2016年9月

 甲状腺外科は頸部エコーを施行する機会が増えるにつてれ、微小癌が発見されることが多くなっており、悪性度が少ないと考えられる低risk症例は患者さんと相談のうえ、 外来で経過観察することも多くなっています。
 手術適応と判断された甲状腺がんについては根治性を損なうことなく、機能温存や美容的観点からオーダーメイドの治療を心がけています。 副甲状腺は極力温存し、自家移植も併用して術後のカルシウム内服を回避しています。 また術後の反回神経麻痺を回避するため、術中から反回神経の温存に留意し、腫瘍に取り巻かれている場合も極力腫瘍から剥離することで機能温存を図っています。 甲状腺がんの甲状腺全摘症例のほとんどは術後の放射性ヨードによる内照射を併用することで局所再発を抑制するように心がけています。 また美容的観点から皮膚切開創だけでなく創の縫合にも留意し、細い吸収糸で埋没縫合を行っています。 良性甲状腺腫瘍に対しては5cmほどの側頸部横切開で手術を施行することもあり、美容的に良好な結果を得ています。
 バセドウ病は最近は放射線治療を行う事が多くなってきており手術例が減ってきていますが、内科的治療困難例や内服薬の副作用出現例、早期での治癒を望まれる症例、 巨大な甲状腺腫例等は手術を施行しています。最近の傾向は、術後再発予防のため残存甲状腺量を極力少なくしているのが特徴で、 その場合も副甲状腺機能温存、反回神経麻痺の回避、美容的な創の管理を常に心がけています。副甲状腺機能亢進症は、 腺腫症例には術前エコーを併用することで小切開での手術を行っています。 また慢性腎不全に伴う2次性副甲状腺機能亢進症についても腎臓内科と協力して積極的に手術を行っています。
副腎腫瘍はそのほとんどを内視鏡下で施行しており、難易度の高い褐色細胞腫症例に対しても内視鏡下手術を導入しています。


学術活動・研究業績