消化器外科

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食道・胃外科の紹介

2011年6月

1982年世界に先駆けて、胃の腫瘍に対する胃カメラによる内視鏡的粘膜切除術(ERHSE)を開発し施行してきた。これまでに日本でもトップクラスの経験数(1,000例以上)と高い成功率(再発0%、出血穿孔数%以下)を誇っている。また傷が小さい手術である腹腔鏡による胃癌の手術も1999年から導入しこれまでに100例近くを経験しており、術後成績も良好である。もちろん通常の開腹外科手術もこれまでに2,000例以上(1982年以降)の実績がある。さらに進行癌や再発癌に対する抗癌剤治療も外来にある癌化学療法室を中心に積極的に行っている。

食道癌に対しても早くから内視鏡による粘膜切除術を導入しており、多数例を経験している。また内視鏡補助下外科手術も1998年より導入し、これまでに60例以上の実績がある。

担当する外科医チームは日本外科学会指導医、専門医、日本消化器外科学会指導医、認定医、がん治療認定医、日本食道学会食道科認定医、日本内視鏡外科学会技術認定医、日本消化器内視鏡学会指導医、専門医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、認定医などを習得しており、患者の立場にたった安心安全の医療を最先端の手術手技を駆使しながら診療にあたっている。

また日本食道学会評議員、日本胃癌学会評議員、日本消化器内視鏡学会北海道支部評議員、日本臨床外科学会北海道支部評議員なども務めている、1992年には慶應義塾大学外科に協同研究者として国内留学し食道・胃外科の専門研修も修めた。

大腸肛門外科の紹介

2011年6月

当院の下部消化管(大腸肛門外科)は大腸癌を中心に憩室症、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)などや 痔核(イボ痔)、裂肛(切れ痔)、痔ろう(穴痔)の3大肛門疾患や直腸脱などの肛門病に対し積極的に治療を行なっています。

手術数は年間を通して大腸肛門疾患は約120例で、腹腔鏡下手術を積極的に行なっております。技術認定医を含むベテランのチームが手術に当たっています。最近では進行がんも進行度によって腹腔鏡下に施行しており、さらに症例数が増加しています。直腸癌に対しては根治性と排尿、性機能温存を追及した自律神経温存術をほぼ全ての症例に施行しています。また数字には含まれていませんが急性虫垂炎は年間50-60例あり、その90%以上を腹腔鏡下に施行しており術後の痛みの軽減、整容性に優れた術式となっています。

研究、学会活動も盛んに行なっており、日本外科学会、消化器外科学会、日本大腸肛門病学会、ストマ排泄リハビリテーション学会の指導医、評議員が在籍し、施設としては大腸癌研究会に所属し研究活動を積極的に行なっております。また日本静脈経腸栄養学会の専門療養士認定教育施設となっており術後の早期経腸栄養を含めた栄養分野にも力を入れています。

患者会の分野ではストーマの患者会である“タンポポ会”があり、定例会、旅行会などを当院スタッフも参加して定期的に開催しています。

肝胆膵外科の紹介

2011年6月

当院での肝胆膵外科領域は、一般外科で身につけるべき腹腔鏡下胆嚢摘出術をはじめ、各種の肝切除、胆道切除、胆道再建、膵頭十二指腸切除や肝門部胆管癌手術など難易度の高い手術まで幅広く行っている。良性疾患では胆石症など腹腔鏡手術を中心とし、悪性疾患では肝臓癌、胆管癌、胆嚢癌、膵臓癌などを対象に積極的な根治切除を目指し、症例により腹腔鏡下肝切除も行っている。大腸癌の肝転移に対しても積極的に肝切除を行う方針で治療成績の向上に努めている。

主な手術の年間平均件数は、腹腔鏡下胆嚢摘出術90例、肝切除30例、膵頭十二指腸切除14例である。難易度の高い手術に加えて術後合併症が比較的多い領域であるが、様々な工夫により安全な周術期管理を確立している。

また、専門性の高い領域であり、その修練期間中には1年間の国内留学を行い、診断および治療、特に手術手技のレベル向上を図っている。主な研修先は国内有数の東京大学、名古屋大学、東北大学などで、研修後も日常診療で適宜助言を得ている。2008年から始まった日本肝胆膵外科学会の高度技能医制度にあたり、2012年までを目標に高度技能医修練施設の申請を行う予定である。

消化器外科業績