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SEA セッション2011-08-15

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当院では月1回 SEA を行っています。

SEA はSignificant Event Analysis の略で、重大な出来事、特に『心』を揺さぶられた出来事を選んで振り返りをする手法です。

SEA は元々は、第2次大戦中にアメリカで開発された Crinical Incident Technique (CIT) から発展しました。

このCIT はなにかというと、重大な失敗をおかしたパイロットの事例をみんなで振り返り、改善点を出し、今後の課題を見つけるという方法でした。

そこから発展して、個々の医師(医師以外でも可)が経験した重大な出来事を振り返り、少数グループでディスカッションして今後の診療の質改善につなげていく方法がSEAです。

この少数グループという所がミソで、他の人も同じような経験をしたことがあるという安心感や、自分はそのような場面ではこのように対処してきたなどの経験談などが語られます。

他には業務の改善につながったり、多職種で行うと多職種への理解が進みます。特に簡単な答えがないようなモヤモヤする領域でのプロフェッショナリズム教育に有効だと思われます。

 

ここまで前置きが長くなりましたが、当院でのSEAは初期研修医を中心に、総合診療センターの後期研修医、指導医の10人くらいで行っています。

今までの事例では、患者さんとのトラブル、看護師とのやり取りなどが多く、中には指導医とのやり取りの中でモヤモヤした事例も話し合われました(このあたりを出せる雰囲気大事です。)

ここで一番大事なのはとにかく No Blame な雰囲気でして、これが崩されると、もう研修医は安心して事例を発表しなくってしまいます。

幸い当院ではSEA といずれ述べる『ヒヤリハットカンファレンス』などで、No blameで安全な雰囲気は確保されていますので尻込みする人はいません。

研修医は最初SEA の発表者に指名されると少し面倒な気がするのですが、実際やってみると発表者にならなければおそらくじっくり振り返ることがなかった事例ばかりなので、やって良かったですという感想が多いです。

あと自由度の高いセッションなので、一定の決まりと司会者(ファシリテーター)の技量も問われますが、実際の振り返りの進め方などはまた今度にします。

最後に当院で使用している SEA シートを添付しておきます。 SEA シート

(管理人K )

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