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ヒヤリハットカンファレンス開催してます。2011-10-07

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総合診療センターでは月1回、主に後期研修医(時に2年目研修医や指導医も)がヒヤリとした症例を振り返るカンファレンスを開催しています。

このカンファレンスは、現在札幌医大地域医療総合講座に在籍のM浦先生が当院在籍時に始めたもので、最初は聴衆1人の状況から今では当院での人気カンファレンスになり、学会などで発表したり、DVDにもなっています。

* プライマリ・ケア連合学会でのブログ記事はこちら

症例は、見逃し症例やヒヤリとした症例などを選んで、後期研修医と指導医が1ヶ月かけて準備します。
このときに大事なのが、ただの症例の文献的検索だけではなく、本人の感情面の振り返りも発表に盛り込むことです。そのときに有効なのがSEAという手法です。

たとえばものすごい混雑している外来が一段落してうとうとしかけていた午前3時に救急外来から呼ばれ、実際に行ってみるととても軽症そうな患者さんがいて、その時心の中では「なんで、・・・・・・」(・・・は察して下さい・・・)
と思って診察してみると・・・ などのリアルな状況でどう感じたかがとても重要です。

実際次にこのような患者さんが来たときにどうするべきか?という振り返りにつながるわけです。


カンファレンス当日は、検査結果なども実際の場面と同じタイミングで提示され、クイズ形式で進めていきます。その提示された情報を元に、初期研修医に今自分が考える鑑別と、それを診断するためにどの身体診察をして何の検査をするかを答えてもらいます。

このように進めていき診断推論のトレーニングをしながら、診断名が提示され終わりではなく、その後約1ヶ月かけて調べた文献 から導きだされたクリニカルパールの提示となります。

カンファレンス中で一番大事なのは、発表者や発言者を責めない「No Blame」の文化です。いきなり上の先生がこんな検査もしなかったのか?とか言ったら、一生懸命自分の教訓を生かすために時間を割いて調べた研修医が、もう次から症例を出したくないですよね。それと初期研修医があてられたときに頓珍漢な発言しても、それを上手く辱めないようにする工夫も必要です。

当院では(全科がそうかはわかりませんが)このカンファレンスやSEAを通じて、No Blame の文化は浸透していて非常にやりやすいです。又、研修医がヒヤリとした症例を隠さずに自分から伝えてきて、いつカンファレンスに出すか決めようとする良い文化が育ってきました。

一応第一金曜日に毎月行なっているので、見学したい方はいつでもご連絡下さい。(日程変更はあり)

今後DVDの第二弾も出る予定だったり、学会などで発表したりもあるので、実際の症例をここに載せると
ネタバレになるので出しません.

(管理人K)

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