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初期研修医向け朝のコアレクチャー「喘息」2011-11-08

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毎週火曜日朝のコアレクチャー 今日は「喘息」です。
救急外来ではcommonですよねー。
呼吸器内科F原先生が、質問をしながら双方向性のレクチャーをしてくれました。

Q:「喘息の患者さんにまずすることは?」

A:まずはバイタルサインの確認  つぎに発作強度の確認
とくに、歩けるか?横になれるか?会話が可能か?で大まかに重症度がわかります。
横になれないと中発作 会話困難だと大発作

Q:「何を問診すれば良いでしょうか?」

A:
1.喘息の病歴チェック(何歳からか、普段の治療使用薬剤、薬物副作用とくに鎮痛薬や風邪薬での悪化の有無、過去の喘息での入院歴・救急受診歴、最近のコントロール状況)
2.今回のことを聞く(いつから、どんなきっかけで、鎮痛薬の内服がなかったか)
3.他の合併疾患と治療歴(心不全、不整脈、高血圧、糖尿病など) 
*注意点としては、処置などの指示出しが遅れないようにすること!

Q:「どんな所見をとりますか?」

A:肺雑音の聴取  wheezeの有無・程度 最強点や左右差     頚静脈怒張・下腿浮腫・過剰心音・心雑音→必要あれば胸部XP・心電図・血液ガス分析
*wheezeだけで喘息と診断しないように!

Q:「先生、指示下さい!」どうしますか?

A:吸入β刺激薬  これは量を記憶しましょうね    
ベネトリン0.3-0.5mlに生食またはリノジェット2mlを加え、ネブライザー吸入  最初の1時間は20分ごと 以降1時間毎を目安に吸入

Q:「先生、吸入でもすっきりしません」次の治療法は?

A:副腎皮質ステロイド 点滴静注ヒドロコルチゾン、メチルプレドニゾロン、ベタメタゾン 経口投与 プレドニゾロン
*サクシゾンの3日以上の投与は避けるべき(鉱質コルチコイド作用により浮腫をきたしやすいため)

Q:「いつもの点滴をして下さい」というリクエストには応える?

A:ステロイド薬全身投与の適応
・中等度以上の発作
・ステロイド薬の全身投与を必要とする重症喘息発作の既往
・入院を必要とする高度重症喘息発作のj既往
・その他、ハイリスクグループ(ステロイド薬の全身投与中または中止したばかり、過去1年間に入院の既往、過去1年間に救急外来を受診している、喘息で挿管されたことあり、精神障害を合併している、喘息の治療計画に従わない、吸入ステロイド薬を使っていない、短時間作用型β刺激薬の過剰使用がある)

その他もう少しあるのですが割愛させていただきます(^_^;)

研修医からも質問が沢山出ていました。かなり当直などで経験していますからねー。

(指導医D)

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