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倫理委員会の紹介
2019年12月
倫理委員会は、勤医協中央病院で行う医療行為及び臨床研究において生じる倫理的諸問題について検討し、患者の権利が尊重され、患者の立場に立った医療が促進されることを目的に設置しています。
勤医協中央病院の倫理に関する指針・規定など
- 勤医協中央病院の遺伝学的検査に関するガイドライン 2002年3月作成・ 2005年8月改訂
- 患者の権利に関する宣言 2003年2月作成・ 2014年9月改訂
- 医師の職業倫理に関する宣言 2003年2月作成・2003年4月改訂
- 臨床研究に関する倫理指針 2003年2月作成・2003年5月改訂
- 「突然の心肺停止状態に際し、蘇生措置を行わない事前指示(DNAR指示)」に関する運用基準 2006年1月作成・2006年10月改定
- インフォームドコンセントに関するガイドライン 2003年4月作成・2008年4月改定
- 勤医協中央病院倫理規定「職業倫理」「臨床における倫理に関する指針」2008年7月策定
- 臨床カンファレンスの指針 2010年4月作成・2014年9月改訂
- 「リビングウィル(事前意思表示)」の取り扱いに関する運用基準 2011年1月作成
公開倫理委員会

全職員対象の医療倫理に関する年1回の学習会の場として、公開倫理委員会を開催しています。
①医療倫理について学ぶ場 ②医療倫理的感性(気付き)を養う場で、医療倫理的ジレンマに遭遇した際に、どのように対応するべきなのか、「患者さんにとっての最善の利益とは何か」を考える機会としています。

一般の方にも気軽に参加いただいています。会場準備の都合で事前連絡をお願いします。
事例報告に基づき、当院倫理委員会外部委員より各分野からのご意見をいただき、外部委員、職員、他施設職員、一般の方を交えてディスカッションを行っています。ひとつの答えを出すことを目的とせず、立場の違う者同士が、互いの意見に触れより見識を広げることを目指しています。
「実践!倫理コンサルテーション」
勤医協中央病院2階 みなくるA
研究情報の公開について(オプトアウト)
通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明し、同意を得たうえで実施します。臨床研究のうち、患者さんへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用いた研究等については、国が定めた指針に基づき対象となる全員の方から個別に直接同意を得ることはしておりません。しかしながら、研究に関する情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされています。このような手法を「オプトアウト」と言います。
当院では、オプトアウトを用いた下記の臨床研究を行っています。
臨床研究を行う際、すべての臨床研究について倫理審査委員会で審議し、承認されたもののみ研究を行っています。研究結果の公表にあたっては個人を特定できる情報はすべて伏せられ、プライバシーは完全に守られております。
なお、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている各研究の担当者までお知らせください。研究不参加を申し出られた場合でも、以後の診療において何ら不利益を受けることはありません。
部門 | 研究課題名 | 研究期間 |
---|---|---|
ICU看護部 | 集中治療室における、面会禁止措置がせん妄発症に与える影響に関する研究 | 2019/1/1~2020/10/30 |
内分泌糖尿病 | 北海道小児期発症1型糖尿病児の長期予後に関する研究 | 2020/3/27~ |
心臓血管センター | 循環器疾患診療実績調査(JROAD) レセプトおよび DPC データを用いた循環器疾患における医療の質に関する研究について |
2012/4/1~2030/3/31 |
心臓血管センター | 札幌市 ACS ネットワークにおける循環器救急搬送患者の実態調査 | 2013/4/1~2035/3/31 (登録締切2030/3/31) |
血液内科 | 末梢性T細胞リンパ腫関連機能的遺伝子および変異遺伝子の治療反応性及び予後に与える影響 | 2017/8/16~2021/3/31 |
血液内科 | 北海道における急性リンパ性白血病の後方視的解析 | 2018/5/2~2022/3/31 |
血液内科 | 北海道における未治療多発性骨髄腫(Newly diagnosed multiple myeloma,NDMM)症例の実態調査に関する研究 | 2019/4/3~ |
血液内科 | 日本血液学会疫学調査 血液疾患登録 | 2012/1~2031/12/31 |
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